馬鹿が15分で書いた文
最初に言っておく。
私はかなり馬鹿だ。
そしてここに記された内容を一切覚えるな。
私の文章に興味を抱くな。
誰も私に触るな。
結局のところ、私は世界一自分のことが愛しいのだと思う。
自己批判こそ毎秒しているが、結局のところはこうなのだ。
私を裁ける者は私以外に存在しない。
苦しいときに人の助けはあまり求めない。
私を救うのもまた私以外ありえないからだ。
喜びも苦しみも全て私由来であってほしい。
しかし、私の価値観は本当に純たる私の内部から生み出されたものだろうか。
この”個体”はいかにしてここまで救いようのない生き物になってしまった?
私はここで環境のせいにはしない。
なぜなら私はそれ自身が私を体現するものであってほしいからだ。
なってしまったのではなくて最初からそうあるべきだったのかもしれない。
この世界は私を通してからしか認識できないのだから、全ての人生体験は私の匙加減でどうにもなるはずなのだ。
この辺で私は自分を見失った。
私は何を書きたいのか。
今ここに記そうとしている私は何者で、どこの側面を今他人に切りとって見せようとしている?
いや見失うことなどありえない、だって私はここにいるではないか!
しかし飽きたので次でやめにしよう。
私はこれを言いたかったのだ。
「私はきのこの山派だが、きのこの山の味がたけのこの里に勝っていることは重要ではない。ただ、私が幼い頃に母から”きのこの山の方が好きなんだね”と言われてから、自分はきのこの山派であることを知り、好むようになっただけなのだ」
最後に言っておく。
私はかなり馬鹿だ。
そしてここに記された内容を一切覚えるな。
私の文章に興味を抱くな。
誰も私に触るな。